勉強しない子をほっとくとどうなるのか、勉強させる方法や、親がしてはいけない行動などをまとめています。
勉強しない子供をほっとく未来
勉強しない子供をほっとくと考えられることとして
- 授業についていけず勉強嫌いになる
- 将来の選択肢が少なくなる
- 考える力がつかなくなる
などがあります。
授業についていけず落ちこぼれる
授業の内容に、ついていけなくなったままの状態になると、勉強が次の内容になったときに内容が全く理解できなくなります。
算数・数学で基礎の部分でついていけなくなると、当然応用での問題は解けません。
掛け算や割り算ができないのに、二次関数が解けるはずがありません。
また、英語の文法の内容が数個抜けただけで、英語の長文を読み解くことも難しくなります。
特に基礎部分で授業についていけなくなると、ますます授業についていけなくなってしまいます。
ついていけなくなった内容は、早めに取り戻さないと、時間が経つに連れて学び直す内容も増えてしまいます。
将来の選択肢が少なくなる
勉強をしないままでいると、将来の選択肢が狭くなります。
将来なりたい職業がある、入りたい学校があるなどの希望があっても、学力がなければ夢を叶えることもできません。
「あのときもっと勉強していたら良かった」と後悔したときから、取り戻そうとするのは相当な努力と時間が必要になってしまいます。
選べる選択肢が多い中から自分の希望を叶えるか、少ない選択肢の中から妥協して選ぶのかにわかれてしまいます。
妥協して選んだ結果に進むと、やる気も継続できなくなりがちです。
何事においても考える力が付かなくなる
勉強をしないでいると、自分で考えて判断することが苦手になりがちです。
考えられないままだと、大人になったときに、大きな決断をするときに誤った判断をしてしまう可能性もあります。
人から騙されやすくなる大人になってしまうなども考えられます。
子供が勉強しない理由
勉強が理解できないから嫌いになっている
勉強がわかっていない、つまり勉強ができないから、勉強をしないのです。
授業の内容がわからない、ついていけていないのに「勉強をしなさい」と言っても勉強はしません。
何から勉強をしたらいいのかすら理解できていない可能性もあります。
子どもの勉強への理解度を知ることから始めましょう。
勉強をする意味を理解していない
子ども自身が勉強する意味を理解していないと、勉強へのやる気がでず、勉強をしなくなります。
どうして勉強をしなくてはいけないのかを子どもに言うときに「大人になってから苦労する」「良い大学に行けなくなる」「困るのが自分だよ」などと言っても、
子どもには想像できないため響きません。
将来困ることになるといった助言は、実際に経験してきたからこそ言える親の後悔であることが多いです。
子どもに勉強する意味を理解させるには、できなくなることを言うよりも「勉強したら〇〇ができるようになる。」など明るい未来を想像させる言葉にしましょう。
勉強する環境がない
勉強できる環境がないと子どもは勉強に集中できません。
1人で静かな環境で勉強するのが向いている子、1人では集中できない子など、勉強に集中できる環境は子どもによって違います。
どの環境であれば集中して勉強できるのかを見極めて、勉強できる環境を整えてあげましょう。
また、勉強方法も、
- 塾に通う
- 家庭教師を付ける
- 通信教育を受ける
など、子どもによって学力が伸びる勉強法も違ってきます。
勉強しない子にしてしまう親の特徴
子供に勉強を強要する
子供に「勉強しなさい」と強要しても、勉強するようにはなりません。
「〇〇しなさい」という強要する状態の言葉がけは、心理学的には「心理的リアクタンス」と言われ、言葉とは反対の行動を取りやすいとわかっています。
勉強しなさいと言われると「今やろうと思っていたのに」と反発心がでて、勉強するやる気が失われます。
親がつい言ってします「勉強しない」という声かけは、心理学的にも効果は薄いです。
勉強しない子への放任主義
親が子どもへ過干渉になるよりも放任主義の方が、子どもの学力がアップするという話を良く耳にします。
ですが、勉強しない子を放任したとしても勉強するようにはなりません。
放任主義とほったらかすことを、一緒に考えている親も多く、間違った放任主義を取ってしまうと、子供は勉強しないままです。
勉強する上で必要なルールや方法を教えないまま放置せずに、自主的に勉強できる環境を整えてから放任するようにしましょう。
褒めない
子どもが勉強した結果を褒めていきましょう。勉強しているのに褒めない親は子供のやる気を失わせています。
褒めすぎるのは良くないとの話も耳にしますが、褒め方を間違えなければ、どんどん褒めても問題ありません。
むしろ褒めないことで、子どもの自己肯定感が低くなり、勉強する意味を見いだせなくなります。
褒めるときは「良かったね」などの抽象的な言葉ではなく、子どもが努力してきたこととセットで褒めるようにしましょう。
例えば「毎日家で復習をしてきた結果だね」や「間違えたところを繰り返しやったからだね」など具体的な行動から褒めていきましょう。
子供も自分がやったことへの自信に繋がるだけでなく、親がちゃんと見てくれて認めてくれたという自信にもつながります。
子供にとって親から認められることは、心理的にもとても重要でやる気もアップします。
勉強しない子にならない対処方法
子どもに合った勉強できる環境を用意してあげましょう。
1人で勉強したい子
1人で勉強することが向いている子は、1人部屋を用意する、1人集中できる場所を用意してあげましょう。
1人で集中できる子なら、スマイルゼミなどの通信教育で学ぶことも向いています。
1人では勉強できない子
1人では勉強に集中できない子であれば、リビング学習を行い、親が見守る中で勉強をさせましょう。
リビングでただ勉強させるのではなく、親が適切に見守り、時には声掛けを行ってください。
1人での勉強に限界を感じている子
人での勉強に限界を感じているのであれば、塾や家庭教師を付けることがおすすめです。
教えのプロである教師から、子どものレベルに応じた授業をしてくれます。
今ではオンラインでの個別指導の塾がありますので、リビングで親が見守っている中でも塾で勉強ができます。
また、オンラインですからどこに住んでいても、全国レベルでの授業が受けられるのもポイントの一つです。